5月5日は開院記念日。

25年前、10年以上助産院のなかった那智勝浦町で開業しました。

私が理想とする「お産」
母親と赤ちゃんの産む力と生まれる力を信じた出産ができる場所を
作ろうと思って開業したのです。
しかし、開業することはとても大変でした。


まず、嘱託医師を見つけること。
当時、開業するには分娩をする、しないに限らず嘱託医師が必要でした。

なかなか見つかりませんでした。


お願いに伺っても何人もの医師に断られました。
嫌味を言われることもありました。

でも、ありがたいことに助けてくれる医師もいました。

今はその頃とは違います。分娩をしないなら嘱託医師はいりません。
その分、今の方が簡単に開業できるように思えます。


まず、地域の人に助産院が何をするところか
どんなところか知ってもらうことから始めました。

新生児訪問
乳幼児健診など
保健師さん達とも一緒に仕事をさせて頂きました。
地域のことを知るにはとてもありがたかったです。

私は、開業した翌年に出産をしました。
ですから、開業と並行して育児が始まったようなものです。

自分が出産を経験し

育児でつまずき

泣いたこともありました。

でも、そのおかげで
助産院へ来てくださるお母さんや赤ちゃんに
手を差し伸べることができるようになりました。

25年は長くてあっという間でした。

気づけば娘が助産師になり
仕事の話ができるようになっていました。

少しずつ時代は流れて
私の周りでは楽な出産を選ぶ人が増えました。
育児の方法も変わってきました。

これからは今までと方針を変えて
産後のお母さん達
育児を終えた女性に寄り添える
助産師として活動していきます。